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ね​基​督​瓶 a​.​k​.​a Lucifer (THE NOSTRADAMNZ) - Fairy tale

from slow compilation by 抹殺レコーズ

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lyrics

何か話をしよう
どうでもいい話を
何か話をしよう
とりとめのない話を
何か話をしよう
きっとなんでもいいんだ
何か話をしよう
ほんとうのさいわいをさがしに
何か話をしよう

ぼくらは生まれてから死ぬまでどれだけのものを見てどれだけのことを考えるのだろう
残された時間はまだまだたくさんあるようで きっとどうしようもないことに浪費してしまうのだろう
君とは同じ時間と空間を共有する時間がそれなりに長かったけれど
見えている世界はまるで違うこともぼくはよくよくわかっているつもりで
わかっているからと言って何かが変わるかというと
変わるつもりはないから変えることもきっとない
今まで何をしてきたの?
今まで何を見てきたの?
今から何をするつもりなの?
何か話をしよう
きっと最後に笑えますように

例えばここが遠い銀河の左斜め北西に位置するとんでもない未来だったとして
最果てのアイスクリームが第四惑星のおひさまにとかされてしまわないうちに
コレクションが趣味の宇宙生物はダビデ像のようなすっとぼけた顔をしながらも
いつどうやってぼくらの眼球から水晶体だけを抜き取ろうとしてくるかわからない
そうやって何度も光の速度を超える経験があるようなフリをしたって
どうにもその笑い顔はガタガタと震えるブリキの兵隊のようだったと思うんだ
それでもぼくには君を責めるつもりなんてない
ただ、とりとめのない話をしたいだけだったんだ
きっと誰かが笑えますように

あの日夢でみた青空には ファーストフード店のチョコレートの味がする冷たいシェイクのカップの底面に
ちからづくで無理矢理ゆびをねじ込んでこじ開けたようないびつな穴がぽっかりとまぬけにあいていて
だって 日本語の漢字で空と書くと 穴が空いている と同じ形になるんだ
そのせいであそこをめがけて全てがゆっくりと滅亡に向かって吸い込まれていって
もうスズメの一匹すら鳴いてはくれなかったんだ
静かな静かな東京の晴天にただ一つ聞こえるのは
ぼくの皮膚がGを受けて津波のように波打ってめくれあがっていく
ビリビリという鈍い摩擦音だけだったんだ

こんなことになるなら
もっと君と話をしたかった
こんなことになるなら
もっと君を笑わせていたかった
こんなことになるなら
いっそのこと誰でも良かったんだ
こんなことになるなら
最初からぼくらの意識なんてどこにもなかったら良かったんだ

もう話すことはない
どこにもない
誰にもない
それがとてもかわいい

credits

from slow compilation, released July 28, 2018

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